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主なトラブル [メンテナンス]

久しぶりの投稿です。
4/29にバイクが修理から帰ってきました。

去ること、3月に房総半島へ散歩。
帰宅後にバイクの下を見るとシミが・・・。

指で触ると、緑色の液体。
そうです、冷却水漏れ。リザーバータンクはほぼ空。

近所のバイク屋(AUTO98松戸店さん)へ緊急修理をお願いしました。
ついでに、スイングアームピポット周りのOH(ベアリング一式交換)とリアサス周りOHも依頼。

AUTO98さんは、スズキバイクサービスショップ指定店。
購入車でないにも関わらず、熱心に親切に対応していただきました。
店長も気さくな方でとても話やすく、初めて来店したお客の立場としてはとても安心できました。
→冷却水漏れについてはメーカまで問い合わせして頂いたそうで本当に親身に修理して頂きました。
 本当にいろいろとありがとうございました。

さて、冷却水漏れ。
原因はウォータポンプ付近からとのこと。水温センサー付近はにじんでいたそう。
→経年劣化による、バーツからの漏れだそうです。

ウォーターポンプはアッセンブリー交換(シール類も一式交換)。
水温センサー付近はにじんでいた程度とのことでしたが、ここからも漏れた事例があるとのことで予防保全として交換。
→水温センサーはエンジン本体にマウントでしたが、比較的簡単に交換できること、センサーも数千円程度とのこと。

IMG_0864.JPG
↑ ウォーターポンプ一式交換(銀色の丸いものがポンプ。ここから漏れていた)H29.5撮影



スイングアームピポット周辺OH。
14年間、ピポット周辺はノーメンテ。
→腕の良いバイク屋さんに頼むのでこの際ということで一緒に依頼。

スイングアームピポット付近のアクスル、カラー、ベアリング類を一式および、リアサスペンション下部にあるリンク・アーム類のリンク、アーム、ベアリング、ボルト類の一式交換です。
→初めての来店でスイングアームまで外す大メンテを頼んでしまいました。

IMG_0860.JPG
↑スイングアームピポット。このフレーム内の全パーツをOH。H29.5撮影


IMG_0865.JPG
↑リンク、アーム類。この全パーツをOH。H29.5撮影

走行ですが、サスもよく動き、乗り心地がかなり良くなりました。
→数万キロ走行したバイクで乗り心地が悪くなったと感じた場合、ベアリング類の注油で改善する場合もあるかと思いますよ。


<余談>
今までで大きなトラブルに見舞われた事例を2つありましたので、紹介します。

●レギュレーター破損(9年目。購入7年目)
長野にて真夏に走行後、再度エンジンをかけようとしたところ、エンジンがかかりません。
”押しがけ”にて、エンジンをかけ、だましまだし松戸へ帰ってきました。
→若干の下り坂だと、インジェクション車でもエンジンがかかりますよ~。汗だくだが・・・。

レッドバロンにて調査してもらったところ、レギュレーター(※1)が熱破損し、過電圧によりバッテリーが破損(※2)とのこと。

hayabusaは、3000rpmで13V以上の発電電圧。この時は、高速走行で3000rpm程度で走行していたので、過電圧ぎりぎりだったため、火災までは至らなかったとのこと。(レッドバロン談)

※1 レギュレーター:エンジンの回転により発電するが、回転数により発電する電圧が異なる。この電圧を一定の12V出力し、バッテリーや電装系に給電する電源装置の一部。

※2バッテリー破損:バッテリーの供給電圧は通常13V程度までとのこと。これ以上高い電圧で給電すると発熱し、最悪火災となるとのこと。

●ラジエーターキャップ劣化(6年目。購入4年目)
渋滞時、水温計が気づいたらレッドゾーンへ。
冷却水を数年に一回、自分で交換していたのですが、何かの不備?と思い、自分で即交換。
走行中は通常の温度まで針が戻るが、その後も渋滞にはまると、レッドゾーンへ。

センサ系の不具合かと思い、数年間はこの状態で乗り続けたのですが、長く乗り続けるにはよくないなぁ~と思い、レッドバロンへ調査依頼。

すると・・・、
ラジエータキャップの劣化ですね。交換しておきました~との回答。

IMG_0324.JPG
↑ラジエーターキャップ。H26.5交換

ラジエーターキャップは圧力調整機能付きキャップ。水温が上がると圧力があがるため、一定の圧力1.1kg/㎠となるよう、圧力を逃がすようになっています。これが経年劣化で大気圧1.0kg/㎠のままとなり、沸点を上げられず、オーバーヒートとなってしまったようです。(レッドバロン談)
→仕組みはいろんなHPに書いてますので、そちらを参照しましょう。
 注意!!圧力の高いキャップには絶対に交換しないように! ラジエーターホースが非対応なので
    冷却水が漏れる直接の原因です。指定圧のキャップを使用すること。

寿命は5年程度。2回車検を通したら交換の目安ですね~。
水温計がいつもより振れ幅が広いなぁ~と感じたら、疑ってみてはいかがでしょうか?

ラジエーターキャップ劣化現象を参考に記します。
初期症状:
・水温計が冷却ファンが回っているのに、いつもより高いところを示す。
・冷却ファンが停止してもいつもより気持ち高い所を示している。
・走行すると、通常の位置に戻る。(※3)

末期症状:
・渋滞に巻き込まれるとすぐにレッドゾーンまで水温計があがる。ひどくなると、赤信号毎に
 レッドゾーンまで上がる。(私はこの状態になったので、レッドバロンへ調査依頼)
・走行すると、通常の位置に戻る。(※3)
 ※3 hayabusaはエンジンオイル用のラジエーターがついています。
  つまり、油冷機能も高いです。(この状態で東京⇔青森間を往復。走行で特に問題なし)
  このため、走行すると水温計が下がったのかもしれません。
  オイル用ラジエーターがない車両も同様かはわかりません・・・