メンテナンス(その15) ブレーキパッド清掃 [メンテナンス]
関東は本日(6/30)も風が強く、バイクでの散歩は無理っぽいので、メンテナンスをしました。
最近はブレーキをかけるとキーキーうるさくなってきていたので、今回はキャリパー清掃です。
2年前にレッドバロンでフロントキャリパーOH(オーバーホール)をしたので、自分では数年ぶりの清掃でした。
↓今回清掃するフロントキャリパー
用意した工具類ですが、ありきたりのものです。
・シリコングリスと綿棒
・ブレーキパッドグリス
・金属ブラシ
・歯ブラシ
・ピストンプライヤー
・いつものレンチ類(12mmソケット)/トルクレンチ
<写真にはないもの>
・ラジオペンチ
・食器洗い洗剤(写真にはないです)/バケツ
↓ 今回の道具
まずは、ダストプレートの取り外し。
これはブレーキパッドの削れた鉄粉が直接飛んで来ないようにする目的のただの板です。
このプレートは2カ所の小さいボルトで留まっていますので、これを3mm六角レンチで外します。
↓ダストプレート
↓ダストプレート取り外し
次は、パッドピンの取り外し。
これは、ただブレーキパッドを固定させるためにパッドを貫通しているただの棒です。
βピンで外れないようにしているだけです。
↓ブレーキパッドとβピン
βピンをラジオペンチで抜くと、指で簡単にパッドピンは抜けます。
↓パッドピン取り外し
いよいよブレーキパッド取り外し。
抵抗もなく、取り外せます。
※注意! 乱暴に取り外すとキャリパーの下側に落ちます。すると、ホイールなどが傷つきますので、注意。私はおよそ一回はホイール側に落としてしまいます。
↓パッド取り外し中
↓パッド取り外し完了
ブレーキパッドはブレーキディスクを両面から押さえることから、2枚で一組です。
→hayabusaはダブルディスクなので、計4枚、2組あります。
かなり黒くなっており、ブレーキパッドのダストが溜まっています。
→もともとはゴールドプレートですが、わかりませんね。
↓パッド取り外し完了(その2)
あと事前準備で、ブレーキホースがフックに固定されているので、解放です。
↓ブレーキホース固定解除
いよいよ、本体のブレーキキャリパー取り外しです。
固定ボルトは2か所。
↓キャリパー取り外し
清掃その1(キャリパー本体)
バケツに水を入れ、食器洗い用洗剤を入れてから、ひたすら、歯ブラシと雑巾でダストを洗い流します。
理想はぬるま湯で行うのですが、梅雨が明け暑く、水も生ぬるいのでOK。
洗うのはキャリパー内部と、ブレーキパッドを押さえつけるキャリパーピストンです。
→仕組みはほかのHPにたくさんあるので、そちらを参照してください。
hayabusaは、6ポット対向キャリパー。
片側に3つのピストンがあり、対向する反対側にも3つのピストンがあり、計6つでブレーキパッドを押さえつけます。
主に、このピストンの可動部をひたすらゴシゴシします。
ピストンは円形なので手が入らない部分があるので、ピストンプライヤーで回します。
→ピストンはゆっくりですが、回すことが可能。
↓ひたすらゴシゴシ洗う
清掃その2(ブレーキパッド)
ブレーキパッドもバケツでひたすらゴシゴシ。
主に雑巾が有効です。
↓ブレーキパッド清掃完了
清掃その3(パッドピン、ボルト)
写真はないですが、パッドピン、βピン、ボルトも洗います。
特にボルトはごみが溝に付着しているので、金属ブラシでゴシゴシと異物を除去します。
グリスアップその1(キャリパー本体)
乾いたら、キャリパー本体のピストンにグリスアップします。
私はシリコングリスを使用しています。
↓ピストンにグリス塗布
6つすべて塗布したら、指でピストンを押し込みます。
本来はもみだしということをしますが、暑くて、私はこの1回のみしかしませんでした。
→もみだしもほかのHPにたくさん書いてあるので、ここでは説明省略。
※注意
もみだしは、ピストンを奥まで押し込み、ブレーキレバーでピストンを押し出しを繰りかえしますが、レバーで押し出す時に、あまりやりすぎると、ピストンが出過ぎてしまい、しまいにはキャリパーから外れてします。
すると、ブレーキフルード(ブレーキオイル)が漏れてしまいます。そうなると、おおごとです! ブレーキフルードを買ってくるか、バイク屋直行ですので、注意を。
さて、話を戻します。
ピストンを奥まできちんと戻さないと、取り付け時、ブレーキパッドが格納できません。
↓ピストン戻し
グリスアップその2(ブレーキパッド)
ブレーキパッドにはブレーキグリスを塗布。
塗布する箇所はパッドプレートで、ブレーキパッドがあたる面側です。
↓パッドグリス塗布
パッド本体にプレートを取り付けます。
↓パッドグリスアップ完了
グリスアップその3(パッドピン)
最後にパッドピンです。
パッドがあたる箇所に塗布です。
↓パッドグリスアップ
今回は長くなっていますが、つぎは取り付け作業です。
取り付けその1(キャリパー本体)
ねじロックを少量つけて、フロントフォークに取り付けます。
トルクは3.9kgf・mです。
↓本体取り付け
取り付けその2(ブレーキパッド)
これも乱暴に扱うと、ホイール側に落ちてしまいますので、注意しながらの取り付け作業です。
パッドピンを取り付けますので、位置を合わせます。
↓パッド位置合わせ
取り付けその3(パッドピン)
パッドピンとβピンを取り付けます。
βピンを取り付けるので、パッドピンは向きを意識します。
↓パッドピン取り付け
最後に、
ダストプレートを取り付け、ブレーキホースを固定したら、完了です。
→ブレーキレバーはふにゃふにゃでブレーキが利かないことに注意。
何度が握れば、元通りになります。
ブレーキをかけても、音もせずにスーッとかかるようになります。
キャリパー清掃は定期的に必要なメンテナンスの一つです。
最近はブレーキをかけるとキーキーうるさくなってきていたので、今回はキャリパー清掃です。
2年前にレッドバロンでフロントキャリパーOH(オーバーホール)をしたので、自分では数年ぶりの清掃でした。
↓今回清掃するフロントキャリパー
用意した工具類ですが、ありきたりのものです。
・シリコングリスと綿棒
・ブレーキパッドグリス
・金属ブラシ
・歯ブラシ
・ピストンプライヤー
・いつものレンチ類(12mmソケット)/トルクレンチ
<写真にはないもの>
・ラジオペンチ
・食器洗い洗剤(写真にはないです)/バケツ
↓ 今回の道具
まずは、ダストプレートの取り外し。
これはブレーキパッドの削れた鉄粉が直接飛んで来ないようにする目的のただの板です。
このプレートは2カ所の小さいボルトで留まっていますので、これを3mm六角レンチで外します。
↓ダストプレート
↓ダストプレート取り外し
次は、パッドピンの取り外し。
これは、ただブレーキパッドを固定させるためにパッドを貫通しているただの棒です。
βピンで外れないようにしているだけです。
↓ブレーキパッドとβピン
βピンをラジオペンチで抜くと、指で簡単にパッドピンは抜けます。
↓パッドピン取り外し
いよいよブレーキパッド取り外し。
抵抗もなく、取り外せます。
※注意! 乱暴に取り外すとキャリパーの下側に落ちます。すると、ホイールなどが傷つきますので、注意。私はおよそ一回はホイール側に落としてしまいます。
↓パッド取り外し中
↓パッド取り外し完了
ブレーキパッドはブレーキディスクを両面から押さえることから、2枚で一組です。
→hayabusaはダブルディスクなので、計4枚、2組あります。
かなり黒くなっており、ブレーキパッドのダストが溜まっています。
→もともとはゴールドプレートですが、わかりませんね。
↓パッド取り外し完了(その2)
あと事前準備で、ブレーキホースがフックに固定されているので、解放です。
↓ブレーキホース固定解除
いよいよ、本体のブレーキキャリパー取り外しです。
固定ボルトは2か所。
↓キャリパー取り外し
清掃その1(キャリパー本体)
バケツに水を入れ、食器洗い用洗剤を入れてから、ひたすら、歯ブラシと雑巾でダストを洗い流します。
理想はぬるま湯で行うのですが、梅雨が明け暑く、水も生ぬるいのでOK。
洗うのはキャリパー内部と、ブレーキパッドを押さえつけるキャリパーピストンです。
→仕組みはほかのHPにたくさんあるので、そちらを参照してください。
hayabusaは、6ポット対向キャリパー。
片側に3つのピストンがあり、対向する反対側にも3つのピストンがあり、計6つでブレーキパッドを押さえつけます。
主に、このピストンの可動部をひたすらゴシゴシします。
ピストンは円形なので手が入らない部分があるので、ピストンプライヤーで回します。
→ピストンはゆっくりですが、回すことが可能。
↓ひたすらゴシゴシ洗う
清掃その2(ブレーキパッド)
ブレーキパッドもバケツでひたすらゴシゴシ。
主に雑巾が有効です。
↓ブレーキパッド清掃完了
清掃その3(パッドピン、ボルト)
写真はないですが、パッドピン、βピン、ボルトも洗います。
特にボルトはごみが溝に付着しているので、金属ブラシでゴシゴシと異物を除去します。
グリスアップその1(キャリパー本体)
乾いたら、キャリパー本体のピストンにグリスアップします。
私はシリコングリスを使用しています。
↓ピストンにグリス塗布
6つすべて塗布したら、指でピストンを押し込みます。
本来はもみだしということをしますが、暑くて、私はこの1回のみしかしませんでした。
→もみだしもほかのHPにたくさん書いてあるので、ここでは説明省略。
※注意
もみだしは、ピストンを奥まで押し込み、ブレーキレバーでピストンを押し出しを繰りかえしますが、レバーで押し出す時に、あまりやりすぎると、ピストンが出過ぎてしまい、しまいにはキャリパーから外れてします。
すると、ブレーキフルード(ブレーキオイル)が漏れてしまいます。そうなると、おおごとです! ブレーキフルードを買ってくるか、バイク屋直行ですので、注意を。
さて、話を戻します。
ピストンを奥まできちんと戻さないと、取り付け時、ブレーキパッドが格納できません。
↓ピストン戻し
グリスアップその2(ブレーキパッド)
ブレーキパッドにはブレーキグリスを塗布。
塗布する箇所はパッドプレートで、ブレーキパッドがあたる面側です。
↓パッドグリス塗布
パッド本体にプレートを取り付けます。
↓パッドグリスアップ完了
グリスアップその3(パッドピン)
最後にパッドピンです。
パッドがあたる箇所に塗布です。
↓パッドグリスアップ
今回は長くなっていますが、つぎは取り付け作業です。
取り付けその1(キャリパー本体)
ねじロックを少量つけて、フロントフォークに取り付けます。
トルクは3.9kgf・mです。
↓本体取り付け
取り付けその2(ブレーキパッド)
これも乱暴に扱うと、ホイール側に落ちてしまいますので、注意しながらの取り付け作業です。
パッドピンを取り付けますので、位置を合わせます。
↓パッド位置合わせ
取り付けその3(パッドピン)
パッドピンとβピンを取り付けます。
βピンを取り付けるので、パッドピンは向きを意識します。
↓パッドピン取り付け
最後に、
ダストプレートを取り付け、ブレーキホースを固定したら、完了です。
→ブレーキレバーはふにゃふにゃでブレーキが利かないことに注意。
何度が握れば、元通りになります。
ブレーキをかけても、音もせずにスーッとかかるようになります。
キャリパー清掃は定期的に必要なメンテナンスの一つです。
メンテナンス(その14) サスペンション手入れ [メンテナンス]
今月号のバイク雑誌「CUSTOM PEOPLE」がサスペンションに関する特集でした。
この中で、サスのメンテナンスなる記事がありました。
内容としては、フロント・リアともインナーチューブの摺動部について、グリスアップをとのことでした。
早速、試してみました。
試したのは、フロントとリアのサスのインナーチューブ。
ついでに、いつも行っているオイルシールへのグリス塗布。
(私はグリスは頻繁には塗布しておらず、年に1回程度)
↓ 例 フロントのインナーチューブ
自宅の扉に使用するシリコンスプレーもなくなってきていたので、奮発してワコーズのシリコンスプレーをライコランドにて購入。
↓シリコンスプレー
これをスプレーしますが、シリコンスプレーは金属同士の摩耗軽減が主な役目。
従って、ブレーキディスクにつくと、ブレーキがきかなくなるので注意が必要です。
↓ シリコンスプレーをインナーチューブへ塗布中
つぎに、オイルシールにもグリスアップ。
こちらはシリコングリス。ゴム類のカサカサ保護として、いつも使用しています。
↓ シリコングリス(デイトナ)と綿棒
↓オイルシールにグリスを塗布中
走行した感想。
確かに滑らかになった気がします。
特に初期動作が滑らかなような・・・。
インナーチューブには、いつもはワックスをかけていたのですが、その感触とあまりかわらない感じがしました。
持続性があるので、シリコンスプレーで正解かな?
この中で、サスのメンテナンスなる記事がありました。
内容としては、フロント・リアともインナーチューブの摺動部について、グリスアップをとのことでした。
早速、試してみました。
試したのは、フロントとリアのサスのインナーチューブ。
ついでに、いつも行っているオイルシールへのグリス塗布。
(私はグリスは頻繁には塗布しておらず、年に1回程度)
↓ 例 フロントのインナーチューブ
自宅の扉に使用するシリコンスプレーもなくなってきていたので、奮発してワコーズのシリコンスプレーをライコランドにて購入。
↓シリコンスプレー
これをスプレーしますが、シリコンスプレーは金属同士の摩耗軽減が主な役目。
従って、ブレーキディスクにつくと、ブレーキがきかなくなるので注意が必要です。
↓ シリコンスプレーをインナーチューブへ塗布中
つぎに、オイルシールにもグリスアップ。
こちらはシリコングリス。ゴム類のカサカサ保護として、いつも使用しています。
↓ シリコングリス(デイトナ)と綿棒
↓オイルシールにグリスを塗布中
走行した感想。
確かに滑らかになった気がします。
特に初期動作が滑らかなような・・・。
インナーチューブには、いつもはワックスをかけていたのですが、その感触とあまりかわらない感じがしました。
持続性があるので、シリコンスプレーで正解かな?