メンテナンスその37(プラグ交換後の考察) [メンテナンス]
少し古い話ですが、昨年11月に車検を受検するため、3年ぶりにプラグ交換の整備をしました。
以前のブログにて、番手の異なるプラグを混在させました(8番手と9番手を混合)ので、
今回、独断と偏見にて、その検証をしてみました。
1 プラグの部位
プラグの焼け具合はいろんなHPに記載がありますので、割愛しますが、
今回注目したのは、写真のように3つの部位です。
①中心電極・・・ まさしくスパーク(火花が出る)する場所。電極が細ければ細いほど、スパーク
しやすい特性があるそうです。
⇒ 欠けた場所があるかどうか。どのような状態かをチェック
②ガイシ・・・ 電極は燃焼カス(導電性物質)を伝わって、プラグ本体とつながってしまい、
いやゆる漏電状態となります。これを断ち切る役目を果たすのがガイシ。
⇒ プラグが設計した温度であれば、このカスを吹き飛ばすので、色でチェック。
温度が高くても低くてもダメだそうです。
③周辺・・・ エンジン内部の状態を表している。
⇒ エンジンがどのような状態かのバロメータと考えています。
2 今回取り外したプラグ、2021.11.07
よくみると、プラグの焼け具合の状態が異なります。
つまり、各気筒毎に燃焼状態が違うことを示しています。
ライダーがまたがってエンジンを見下ろした状態と同じ配置でプラグを並べています。
#1(一番左),#2、#3,#4(一番右)となります。
一つ一つよく見てみました。
3 プラグの検証
#1・・・ 一番左のプラグ(熱価:8番手)
①中心電極・・・ 電極は銀色なので、火花は飛んでいると思います。
電極の周りに、異物がついていますが、これはガソリン添加剤(wako'sフェールワン)
の焼け残りか?
②ガイシ・・・ 前回2018.12に、熱価を1番手落とし、8番手としています。
つまり、暖まりやすいプラグとしました。
結果、白色もしくはきつね色っぽいので、私の運転ではこの番手が合っている可能性が
高いかと推定しました。
③周辺・・・ よくわかりませんが、ガソリン添加剤のような異物と、とてつもないカーボンか、
エンジンオイルのような塊が付着しています。
これはやはり、車検時に排ガスでひっかかったように、空気の量が少ないことが原因
かもしれません。
原因はさまざま考えられますが、H18.12から使用しているK&Nエアークリーナーを
まずは新品に交換しようと思います。
#2・・・ 左から2番目のプラグ(熱価:9番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #1に同じですが、すこし茶色の液体ちっくなものが見られます。
★オイルもしくはガソリンか、かぶり気味なのでしょうか。
★温度が低い可能性もあります。8番手に落とすことも選択筋の一つだと思います。
③周辺・・・ #1ほどではありませんが、やはり、カーボン類が付着しています。
#3・・・ 左から3番目のプラグ(熱価:9番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #2に同じ
③周辺・・・ #1に同じ。
#4・・・ 左から4番目のプラグ(熱価:8番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #1に同じ
③周辺・・・ #1に同じ。
まとめ:
・熱価を8番手に下げる
私の運転※では、熱価9番手では、最適なプラグ温度になっていない可能性が高いので、8番手に
下げることが、プラグにはよいことがわかりました。
私の運転: 渋滞が多い(アイドリング時間が多い)、町中でも2500rpm以下の回転数が多い、
高速はそれほど運転しない、強い加速も滅多にしない運転。
・空気の量が少ない
プラグの周辺のカーボン付着から推定すると、エンジン内の壁はこのような状況にあることが
推定。これを取り除くことはできるか不明だが、ガソリンが濃いことが想定されるため、
低回転時の空気量を増やす必要があると、考えられる。
案1・・・ K&N製エアークリーナーが劣化している可能性があるため、新品に交換
案2・・・ intake air system をキャンセル⇒2500rpm以下でも空気口を広くする
エンジンにとってよい状況ではない恐れがあるので、今後、対策をしてみようかと思います。
次回のプラグ交換の時に、効果が少しでも出ればと、いろいろとチャレンジしてみます。
街乗りしかしていない大型バイクの方は、少し注意かもしれません。
(一つのバイクにこんなに長く乗る人はいない?と言われそうですが・・・)
参考: 2010年12月時点の交換したプラグ
今から10年前はかなり状態のよいプラグ結果でした。
・使用期間のほとんどを松戸⇔青森間の高速道路の往復のみに使用
⇒3000rpm~4000rpmを長時間多用。
・まだ6~7年目のため、エンジンは比較的新しかったせいもある?
以前のブログにて、番手の異なるプラグを混在させました(8番手と9番手を混合)ので、
今回、独断と偏見にて、その検証をしてみました。
1 プラグの部位
プラグの焼け具合はいろんなHPに記載がありますので、割愛しますが、
今回注目したのは、写真のように3つの部位です。
①中心電極・・・ まさしくスパーク(火花が出る)する場所。電極が細ければ細いほど、スパーク
しやすい特性があるそうです。
⇒ 欠けた場所があるかどうか。どのような状態かをチェック
②ガイシ・・・ 電極は燃焼カス(導電性物質)を伝わって、プラグ本体とつながってしまい、
いやゆる漏電状態となります。これを断ち切る役目を果たすのがガイシ。
⇒ プラグが設計した温度であれば、このカスを吹き飛ばすので、色でチェック。
温度が高くても低くてもダメだそうです。
③周辺・・・ エンジン内部の状態を表している。
⇒ エンジンがどのような状態かのバロメータと考えています。
2 今回取り外したプラグ、2021.11.07
よくみると、プラグの焼け具合の状態が異なります。
つまり、各気筒毎に燃焼状態が違うことを示しています。
ライダーがまたがってエンジンを見下ろした状態と同じ配置でプラグを並べています。
#1(一番左),#2、#3,#4(一番右)となります。
一つ一つよく見てみました。
3 プラグの検証
#1・・・ 一番左のプラグ(熱価:8番手)
①中心電極・・・ 電極は銀色なので、火花は飛んでいると思います。
電極の周りに、異物がついていますが、これはガソリン添加剤(wako'sフェールワン)
の焼け残りか?
②ガイシ・・・ 前回2018.12に、熱価を1番手落とし、8番手としています。
つまり、暖まりやすいプラグとしました。
結果、白色もしくはきつね色っぽいので、私の運転ではこの番手が合っている可能性が
高いかと推定しました。
③周辺・・・ よくわかりませんが、ガソリン添加剤のような異物と、とてつもないカーボンか、
エンジンオイルのような塊が付着しています。
これはやはり、車検時に排ガスでひっかかったように、空気の量が少ないことが原因
かもしれません。
原因はさまざま考えられますが、H18.12から使用しているK&Nエアークリーナーを
まずは新品に交換しようと思います。
#2・・・ 左から2番目のプラグ(熱価:9番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #1に同じですが、すこし茶色の液体ちっくなものが見られます。
★オイルもしくはガソリンか、かぶり気味なのでしょうか。
★温度が低い可能性もあります。8番手に落とすことも選択筋の一つだと思います。
③周辺・・・ #1ほどではありませんが、やはり、カーボン類が付着しています。
#3・・・ 左から3番目のプラグ(熱価:9番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #2に同じ
③周辺・・・ #1に同じ。
#4・・・ 左から4番目のプラグ(熱価:8番手)
①中心電極・・・ #1に同じ
②ガイシ・・・ #1に同じ
③周辺・・・ #1に同じ。
まとめ:
・熱価を8番手に下げる
私の運転※では、熱価9番手では、最適なプラグ温度になっていない可能性が高いので、8番手に
下げることが、プラグにはよいことがわかりました。
私の運転: 渋滞が多い(アイドリング時間が多い)、町中でも2500rpm以下の回転数が多い、
高速はそれほど運転しない、強い加速も滅多にしない運転。
・空気の量が少ない
プラグの周辺のカーボン付着から推定すると、エンジン内の壁はこのような状況にあることが
推定。これを取り除くことはできるか不明だが、ガソリンが濃いことが想定されるため、
低回転時の空気量を増やす必要があると、考えられる。
案1・・・ K&N製エアークリーナーが劣化している可能性があるため、新品に交換
案2・・・ intake air system をキャンセル⇒2500rpm以下でも空気口を広くする
エンジンにとってよい状況ではない恐れがあるので、今後、対策をしてみようかと思います。
次回のプラグ交換の時に、効果が少しでも出ればと、いろいろとチャレンジしてみます。
街乗りしかしていない大型バイクの方は、少し注意かもしれません。
(一つのバイクにこんなに長く乗る人はいない?と言われそうですが・・・)
参考: 2010年12月時点の交換したプラグ
今から10年前はかなり状態のよいプラグ結果でした。
・使用期間のほとんどを松戸⇔青森間の高速道路の往復のみに使用
⇒3000rpm~4000rpmを長時間多用。
・まだ6~7年目のため、エンジンは比較的新しかったせいもある?